タイヤ試作

 先輪のタイヤは試行錯誤しながら削り出したが量産するには課題が多い。

先般試作したタイヤ踏面用のバイトはフランジ高さが足りないのと、逃げ角が適当ではなかったのでグラインダーを使って研ぎなおした。
 
午後に注文していた「ボーリングバイト」が届いたので試しにタイヤを削ってみた。
以前、T社の「突っ切りバイト」を買ったが、今一つ削れないし、抵抗が大きいのかビビりが発生してあまり期待できない。
歯の幅も1.6mmほどあって、DROを使っても紛らわしいので1.0mm幅まで削り、研ぎなおした。
今までのビビりが殆どなくなり、キリコも連続して出てくるので、とりあえずはこれで使えそうだ。もう1個予備もあるので、いくらでも削りなおせる。
 
刃物台にすこし遊びがあるのか、力が掛かると「お辞儀」するようで、カミソリのねじを固いくらいに締めなおしたら、振動もすくなくなったようである。
●ボーリングバイト
それなりに高価(¥4,200)なので、梱包もしっかりしている。
(シャンクはΦ8、最小内径Φ9)
予備のスローアウェイチップも余分に手配しておいた。
手前の赤いバイトは旋盤に付属していたもの。

2018041901

●突っ切りバイトの加工
何度か研ぎなおして、これが一番良好な状況。
逃げ角は1mmほどで2段に取っている。すくい角は5度くらいかな。
歯幅は1.0mmとした。(根本は1.6mm)

Dsc_0510

(1)踏面、フランジの粗削正
通常のスローアウェイバイトで予め外形を粗削りする。
端面の仕上げも行う。
(2)踏面の仕上げ
自作のバイトで踏面タイヤフランジを含めて、必要な直径に仕上げる。
(写真省略;前回の参照
(3)タイヤ内径削正
今回は直径Φ19とし、肉厚真鍮パイプ(内径約Φ14mm)を利用し、内径Φ16まで作成する。
以前のバイトと比べ、よく切れるのか安定して深くまで削正できる。
深さはタイヤ厚さ3.5mm+1.5mmまで。

2018041903

バイトのシャンクΦ8に角度があるので、2mm程度嵩上げしないと高さが出ない。

●突っ切りバイトによる切断
計算上、(20.4{0.7+19+0.7}-16)/2=2.2mm 削る必要がある。
最後の皮1枚は手で回しながら削ったが、食いつくようなので、糸鋸で切断した。

Dsc_0516

フランジ高さは概ね良好と思われるが、厳密な測定が必要である。

2018041905

バイトは3種使用したが、今の刃物台は4面とはいえ、2本しか固定できないため、今週末に届くQCTPを待つしかない。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ワブ3(加悦鉄道)

加悦鉄道木造貨車のワブ3である。

詳しい経歴は省略するが、大正5年製と説明がある。
松葉スポークを装備している。
撮影年月日;2008年10月27,2015年10月17日,2016年10月16日
撮影場所;加悦鉄道公園
●外観
2008年は広い場所に展示され、全体が見やすい。

P1000760

展示場所が変わり、撮影しにくい。

Pro15656

Pro15655

●引戸

Pro15678

●引戸錠

Pro15677

●連結器緩衝器、端梁

Pro15675

●走り装置、軸受

Pro15674

●ブレーキ装置

Pro15673

Pro15672

3度も訪問しているが、満足できるものではない。
今週末に行く予定なので、撮り直しておきたいと思う。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

材料手配

今月中には動輪の製作、組立に入りたいが、タイヤ用の真鍮丸棒をどこで手配するか迷っていた。

先日、京都市内にF商店で手に入ると教えていただいき、昨日見積を頼んだら夜中に届いた。
想定していた価格よりかなり安いのでΦ25とΦ15を発注した。
午後なら渡せるということで、JR向日町~西大路、ボークスで客車のホロとネジ類も購入してF商店を訪問した。
ネットで購入するとAMAZONで買っても商社が入ったり高くなる。
少ない量なので恐縮したが、相談したら適量でも対応していただけるということだった。
丸棒では最低10mm長からでも切断できるらしいので、予め短く切ったものを必要量買うほうが楽かもしれない。
 真鍮板の場合でも希望の寸法に切断できるようだが、快削は在庫状況にもよるようである。
 タイヤ製作には最低2本のバイトが必要であるし、3本必要なときもあり、クイックツールチェンジポストとスローアウェイボーリングバイトも手配したので、届くのを待つばかりである。

2018041701

| | コメント (0) | トラックバック (0)

スチブンソン式弁装置の検討

古典機関車を作るうえで課題となるのはスチブンソン式弁装置である。

過去に13mm作った古典機は無視してきたが、OJの場合も内側にあるものだし無視しても良いのだろう。
 とはいっても図面上で見てしまうと、仕組みが知りたくなるが、詳しい資料や図面などは非常に少ない。
 古いTMSに出ていることを先輩方に教えていただいたが、作るとなるとハードルが高い。
曰く、作らんでも(表現しなくても)よいだろうとの見解であるが、解明し、仕組みを理解しておきたい。
 限られた工作技量、機材でどこまでできるか図面を描ていたところ、「コンさん」のブログで話題になっていたので、作ってみることにした。
記事では数学的なことが話題になっていたが、CADでも計算することなく割り出しても、工作力が伴わない。
 
洋白丸棒があればもう少し段取り良く加工できるのだろうが、手持ちの洋白板の破片を再利用して糸鋸で切り出す。
 
Φ7の真鍮丸棒で作ったヤトイに中心の穴を利用して旋盤で挽いた。
手持ちバイトの制約から凹凸を逆に作ってしまった。

2018041501

真鍮線(丸棒)を中心に埋め込んで半田付けし、偏心穴の中心をポンチで打った。
この時点ですでに誤差が出ているだろう。
Φ1~Φ4までドリルで明け、リーマーを通したが、最終のドリルが太すぎた。
4個のうち手前2個は穴位置に誤差が出ている。
また、凸部の幅にミスがあった。
昼頃からはじめて、3時間余り要した。
2018041503
左右対称になるだろうし、中央側は逆向きですね。
動作しない、ダミーならこのまま使っても良いかもしれないが、あと何個か作ってみよう。
少しでも誤差の少ないものを選別して。

2018041502

今回は試作として、最初にしてはまあまあだなあ。
それよりロッドを貼り合わせ組み立てる方が難しいように思う。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

明治村訪問

昨日は午前中から1日いろいろ工作しましたが、どれも途中なので別途報告するとして。

金曜日は久しぶりに長女と車で明治村まで出かけてきました。
鉄道というより、施設の見学が主でしたが、シャープスチュワートの列車にも、京都市電にも乗ってきました。
去年は6月に訪問しボールドウィンが走っていましたが、今回は12号でした。
 
天候もよく、爽やかで過ごしやすい気候でした。
●シャープスチュワート

2018041401

●六号御料車

2018041402

●連結器(アライアンス)
連結器を見てみると、柴田式ではないようです。
守腕の形状をみると二つの穴が開いています。
柴田式だと大きな穴が2つ、前後にあいています。
古い柴田式では穴ではなく3つのリブが前後に通っています。
またアライアンス式では1つの楕円が開いています。

2018041403

私の推測では、下錠揚げの形状からアライアンス式ではないかと考えています。
反対側、頭がふっくら盛り上がっているのがよく似ています。
シャロン式の下作用は独特の「揚曲柄」という部品が装備されていますので違います。
非常に興味をもったので何枚か撮影してきました。
別の機会にでも報告したいと思います。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

木造石炭車の台枠・問題点

1年あまり前、作図中に納得のいかない箇所があったが、原図では判別できずトレースしていた。

OJゲージ化には1/45にスケールダウンして、現物合わせするつもりでいた。
ところが、一般的貨車の古い資料を見ると軸箱守と側梁の間にスペーサを挟んでリベット締めされていることがわかり、やっと謎が解けたのである。
スペーサがないとが担バネが側梁の中心に揃わず、前にとびだすことになる。
このスペーサは正面からは見えず、のぞき込まなければ判別できない。
※比較的新しい貨車では軸箱守の厚さ大きいため、このようなことはない。
 一度機会があれば、古い車両で確認してみたい。
 
そんな訳で一度組み立てたのを分解しなければならない。
それにしてもスペーサを挟んでハンダ付けするのは面倒だ。
何か工夫しなければならない。

Dsc_0476

明日は車で遠出するため工作はなし。

代わりに古典機関車と客車を見て、夢をふくらませたい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

«客車・機関車の整備