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2016年10月

オテセ9500の図面トレース

オテセ10500(セキ600)の図面も完了し考察に移りたいが、セキ6000のデータでもあれば比較もできるが、情報が少ない。
また、イラストを描くにも形式図では細部の寸法がわからない。
何か手持ちのデータで利用できないか思案してみた。

 鉄道史料を紐解くと、「二十四頓積石炭車」の図面が掲載されていて、オテセ9500の図面であることは明らか。
以前見た覚えがあるが、文字が滲み、寸法がインチスケールで描かれている。
全く新規に入力するにはインチで作図するのは初めてのことで戸惑う。
CADはアメリカ生まれなのでインチ入力し、寸法値をインチで表示することはできるが、非効率だ。
 最終手段として、図面をスキャンしてCAD上に貼り付けて、その上にさらにオテセ10500のベクトルデータを重ね、寸法が一致するように変形するわけである。
(1)スキャンしPHOTOSHOPで歪を修正する。

Ots01

(2)図面画像をCADに貼り付け、寸法を合わせる。
基準となる補助線(中心線、BC、車体長)を引いて、画像を伸縮し調整する。

Sots950003

(3)オテセ10500のデータを貼り付ける。
残念だがこの図には妻面の図が含まれていない。

Ots04

あとは縦に横に変形して、足りない線を足せばよいわけである。
細かい寸法はエクセルで作成した変換表を利用して調整する。

Ots950002

新規に描くよりは楽にできるだろう。

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セキ600・図面

先に話題にした「セキ600」の図面をトレースした。
概ね問題ないと思われるが、誤記等が考えられるのでご容赦いただきたい。

●参考書籍
鉄道史資料保存会・鉄道史料41号
同・客貨車名称図解(鉄道史資料保存会編)
鉄道史資料保存会・日車の車両史・国鉄編 上
車両工学
 最初、「鉄道史料・1986/02・41号」に掲載されていて、不鮮明な箇所もあるが比較的読みやすい。
概ねこの図を基に作図を行ったが、何箇所か寸法を読み違えた箇所があった。
念のために「日車の車両史・国鉄編-上」を確認したところ、同一と思われるものが掲載されていて、さらに図面のみやすさはこちらのほうが優れている。
要するに2つの図面が存在しているが、明らかにトレースしたものと思われる。
 また、35年前に模型製作のために参考にした図も、原図は同じものと思われる。
解説用の記号が書き込まれ、全体的に不鮮明で寸法を読むのに苦労したことを記憶している。
●セキ600図面(VC0019)
セキ600の旧形式はオテセ10500とされており、昭和3年の称号改正で変更されたものと記してある。ここでは詳しい説明は避ける。
2枚の図面にはイ~ヘの断面記号らしきものが表記されているが、相当する断面図は含まれていない。何らか別の図面が存在するのかもしれない。
注)データ容量の都合で解像度が低く、読みにくいかと思われる。

Va0019

●比較表
2軸ボギー石炭車各形式を比較表にまとめた。

Seki01

次回は、セキ600形式と他の形式を比較、考察したい。
なお図面は、JPG形式としている。
模型製作の参考にされる場合もあると思われるので、別途PDFデータでまとめて掲出する予定である。
続く

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セキ6000(2)・ディテール

三笠鉄道記念館に静態保存されている車両から、ディテールを見よう。

●セキ6557外観
撮影; 2007年10月08日
場所; 三笠鉄道記念館

Seki665701

●開戸
外板の痛みが激しい。大きく湾曲している。現役時代からの痛み。

Seki665702

●開戸開閉元軸,歯車カバー

Seki665703

●手ブレーキ軸,ハンドル
踏段はメッシュ

Seki665706

●制御弁K2と空気ダメ(KD)
空気ダメ受けが意外に細い。フラットバーか。

Seki6657u01

Seki6657u03

●制御弁K2と空気ダメ(KD)
手ブレーキ側(後位)

Seki6657u04

●ブレーキシリンダーKD(254x300)
ピストン側、手ブレーキ側(後位)
手ブレーキの鎖が確認できる。

Seki6657u07

●ブレーキシリンダーKD(254x300)
水平テコ固定端、手ブレーキ側(後位)
開戸下部に開閉レバーのリンクが確認できる。
基本踏面、12トン短軸、細軸(テーパー軸)

Seki6657u06

セキ6000形式ではKDシリンダーのため、シリンダー、空気ダメが分離されている。
セキ1、600、1000形式ではそれぞれシリンダー径は異なるが、KCシリンダーを使用している。(一般二軸貨車と同様)
一旦、セキ6000形式の項はこれで完結する。
図面等の入手ができたら、追加したい。(予定はない)

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セキ6000(1)・外観

セキ600と6000、紛らわしいがここでは「セキ6000」をご覧いただこう。
一部、セキ3000,8000形式も含んでいる。

35年の歳月、カラーポジの劣化と天候のためアンダー気味、少し強引な補正を加えているがご勘弁願いたい。
特記なき限り撮影場所、年月日は同様とする。
●セキ4952(セキ3000形式),セキ8049(セキ8000形式)
撮影; 1983年09月11日
場所; 滝川駅
セキ8000形式と並んだ編成
炭庫下部の外板の痛みが激しい。

Seki49528049

●セキ6095
比較的外観は良好である。

Seki6095

●セキ6504,6513
外板の錆が目立つ

Seki65046513

●セキ6732
痛みが激しい

Seki6732

●セキ7365(炭庫上部)
炭庫内部の塗装が汚れ、さび止め塗装が目立たない。
外板の変形がよくわかる。

Seki7365

●セキ8049(炭庫上部)
隣の6000形式と比べ、比較的新しい炭庫はさび止め塗装が目立つ。
アングル材上部は汚れが目立つ
Seki8049
●セキ6447
撮影; 1981年12月18日
場所; 直方駅
九州で石灰石を運搬していた時期である。
塗装は新しいが外板の変形は大きい。
枕バネにカバーが付いている。

Seki6447

●セキ6593
撮影; 1982年01月12日
場所; 南大夕張
冬の姿、石炭の積み方は雑だ。

Seki6593

次は詳細ディテールへ

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石炭車(セキ)

先般の遠出の反動か季節の変わり目だからか、週末は模型制作の意欲が湧かず半日昼寝をしてしまいました。
先に話題にしたセキ600も手すりなど細かい寸法を割り出すのに手間取り、参考にした古い鉄道資料の「オテセ10500(セキ600)」の図面をトレースした。
およそ一日余りで3面のうち2面まで仕上がった。
ところが何を勘違いしたか僅か数ミリ寸法が合わない。
図面も不鮮明で、薄い鉄板の両側にアングルと更に交差するアングルが重なり訳がわからない。
慎重に計算しなおしたら鉄板1枚の誤差があり、何とか修正した。斜めになっているため端数がでる。
あとは1面残すのみでこの図を元にセキ1、600とセキ1000の幾つかタイプをイラストに描いてみようと思う。

Seki60001

ところがこの図には台枠、つまり骨格だけしかない。
この3形式ともKCシリンダー(シリンダー径はちがう)のため、セキ3000などとは異なる。(KDシリンダー)
 ワ10000の項でも話題にしたように、新たに発掘した古い資料に各形式の、水平テコ、垂直テコの寸法が一覧になっていて、さすがにセキ1は載っていないが、それぞれ寸法が示されている。
先の図面トレースの際、各テコの関係この寸法からシリンダーの位置が推定できることに気付いたわけだ。詳細は後日あらためて解説したい。
昨年夏、そして今春に2度北海道へ訪問したのだけれど、なぜか南大夕張へは行っておらず今となってはセキ1000を撮影してなかったことが残念だ。
11月のお休みに無理して行けないことも無いが、そろそろ雪も降り出したようで来春まで我慢することにする。
 ところで10年以上前になるが、近江鉄道のセキ1を撮影したネガがあるのを思い出した。
色は悪いが何とか補正することができたのでお目に掛けよう。
 この形式は国鉄のセキ3000形式と同型ということだ。
細かく見ると車体の構造はセキ3000そのものだが、ハンドルは水平ハンドルで改造前と同じようだ。
さて、下回りも見てみると(セキ14,12)確かにKDシリンダーがついている。
ところが記憶には無いがもう1両(車番不明)はKCシリンダーが付いている。
なぜなのか?何らかの理由で二軸貨車のものを転用したのか。不明である。
もう少し詳細を記録しておけば良かった。
撮影場所;近江鉄道高宮駅構内
撮影日;2005年03月28日
●セキ14外観

N023930

●セキ12外観

N023933

●同・ハンドル
ブレーキはL型ハンドル
扉ハンドルは丸型

N023936

●同・KDシリンダー(空気ダメ)

N023934

●名板
昭和39年近江鉄道車両工場と表記

N023932

●台車・TR41系

N023931

●車番不明・KCシリンダー
扉開閉用レバーがよくわかる。

N023935

※この記事の写真は後日、別ページに移動することがあります。
形式別に整理のため。

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キヤ141

 10月15,16日は友人の指令長氏と木次線と三江線に乗車してきました。

35年前にも二人で乗車したが、車中3泊のあとで疲れていたのかほとんど記憶がない。
途中、三次で数時間の待ち合わせのため、駅構内の散策し、すでに撤去された転車台のあとを見学した。
 ホームに戻るとキヤ141が動く様子も無く2時間以上も停車している。
あまり興味の対象ではないがゆっくり撮影できる機会もないと思うので、一周して撮影しておいた。
跨線橋から屋根も撮影できたが、冷房装置とアンテナぐらいしか付いていない。
台車は2台車だが、特徴のある形をしている。
あまり詳しくないので、説明は遠慮しておく。
 帰路、江津駅には明治45年製、「鉄道院」の文字が入った跨線橋が残っていて、青とピンクに塗装されているがレールを使った古い形式だった。
これはまた別の機会にお目にかけましょう。

●キヤ141
撮影年月日; 2016年10月15日
撮影場所; 芸備線三次駅

Ky14101

Ky14102

Ky14103

Ky14104

Ky14105

Ky14106

Ky14107

Ky14108

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2段リンクとN踏面

本来はワ10000形式に相当するが、一般車両において関連するので本記事とする。

 ワ10000形式はトキ900形式の改造(名義)として、12t短軸(輪軸)を再利用したのはご承知のことと思う。
この輪軸はトキ900形式の製作段階で、タイヤの止輪を省略し軽量化と材料の節約を計ったと言われている。
この輪軸は「乙種」として区別され、工場毎に厳格に番号管理されている。
ここで既出の2段リンク改造後「ワ10012」号の輪軸を再度確認いただきたい。
●各位輪軸
1位側(手前)は円板車輪(プレート)で、2位側(向側)はスポークを装備している。
何れもテーパー軸(細軸)である。
「貨車検査基準規定」では輪軸使用に規定が多くある。
このように通常は「円板/スポーク」、「細軸/太軸」の混用は許されている。

2link02

2link01

このように年代を経ることで輪軸の交換が行われ、晩年は流用部品はすでに使用されていない事例もあると思われる。

●ワ12144号車の例
この場合は12t長軸であるが、1、2位とも太軸(ストレート)が使用されている。
また冷蔵車、無蓋車では太軸の使用に限定されている。
2link03
●2段リンク車・車軸の白帯
太軸、細軸にかかわらず、軸中央に200mm幅の白帯標記が見られる。
 2段リンク車は、ワム90000をはじめ各形式に採用されてきたが、新製時は何れも従来の踏面形状(車輪テーパー、フランジ)は従来の基本踏面で登場している。
ワ12000、10000形式においても2段リンク時は基本踏面で「ヨンサントウ」を迎えている。
この当時、2段リンク車の脱線事故が多発し、車輪踏面の改良が行われ、昭和44~46年に工場ならびに各検査区所でN踏面への交換や研削が行われた。
新小岩工場では44年および46年にそれぞれ1000両余り施工された記録がある。

さて、ここで各形式の登場からヨンサントウ、そして廃車までの時代でこの白鉢巻(※印)の標記を模型でも再現できるのではないかと思う。
・ワ10000の場合
新製1段リンク(※無印)~2段リンク(※無印)~N踏面46年頃(※白印)~廃車
・ワ12000の場合
新製2段リンク(※無印)~N踏面46年頃(※白印)~廃車
このような表現が可能だろう。
因みに、貨車用輪芯、タイヤには塗装しないと規定されている。(傷発見を容易にする)
N踏面以外では、幅100mmの白帯等が存在している。詳細は別途

●SA(自動すきま調整器)の装備
ほとんどの二軸貨車は晩年に制輪子のすきま調整を自動的に行い、メンテナンスの容易化を図っている。
既出の図面(ブレーキ装置)には含まれていないが、両形式の写真には確認することができる。
ここに再掲載する。

Sa01

前回説明した「リンク式」表記であるが、リンク(1段)2段リンク両者を比較する場合においては、「1段リンク」という表記されている事例があったので報告しておく。
「N踏面」の詳細については別の機会に解説したい。

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ワ10000(4)-2・国鉄貨車のディテール

ワ10000形式の記事は今回を最後としたい。

各々の形式、大枠、ブレーキ図面を比較すると僅かな違いが見られる。

主な箇所は、
・ブレーキ棒、釣り位置の違い
・床板受の位置と形状の違い
・側ブレーキ軸の高さ
何れも僅かな違いであるため省略する。(寸法を比べるとわかる)
大きな寸法形状を下図に示す。
●Fig.-1 走り装置リベットの違い
通常撮影した形式写真では判りにくい。
2段リンク化されたワ10000はワ12000とほぼ同じといえる。(詳細寸法は不明)
1段リンク時の軸箱守リベット穴は塞がれていると思われる。※写真からはよくわからない。
なお、ワム90000形式でも同様の例が見られるが、当該形式の解説で取り上げたい。

Fig05

●Fig.-2 シリンダー、空気ダメと支持金具

シリンダー、空気ダメの支持金具を「黒塗り」とした。
ワ12000のシリンダーではアングルで支持されているがワ10000では幅広のt12鋼板で支持されている。
断面図では表現されていないが、空気ダメは何れの形式もアングルで支持されている。
僅かだが、シリンダー中心、水平テコの高さが異なる。10mmの差

Fig06



このほか僅かな差として、側ブレーキテコ守上端と中梁上端の高さが、22mm/27mmと5mmの差があるが、如何なる理由か解らない。
側ブレーキテコ守上端のレール面からの高さは両形式とも同じである。
つまり、中梁上端がワ12000のほうが5mm高い。
今回でワ10000、12000形式を完結する。
なお、解りにくい点や疑問点、記事中の誤りがあればご指摘ください。
別途お答えしたい。

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ワ10000(図面)・国鉄貨車のディテール

先週、「ワ10000(1段リンク)」のキットが届いた。
そういう私は蓋を開けただけで詳しくは見ていない。

この記事が完結してから吟味したいと思う。
それよりも仕掛かりを完成させることが先決であるが。
 さてここでひとつお話しておこう。
二軸貨車の走り装置は「2段リンク」式や「シュウ式」が一般的で、今回の1段リンクといわれるものは「リンク式」と呼称される。
一連の記事では「2段リンク」と差別化するため「1段リンク」と表記しているが、国鉄図面や形式図、教習用資料では「リンク式」というのが正しい表記である。
※以降の記事中では混乱を避けるため、「2段リンク、1段リンク」と表記する。

 ワ10000の項も本図面で概ね完結したいと思う。
なお、「ワ12000(標準図面)」の
・ワ10000台ワク(VA20383)
・ワ10000ブレーキ装置(VA20384)
で不備があったために差替を行った。
「ワ12000(標準図面)・国鉄貨車のディテール」
●ワ10000・台ワク(VA20346)
数ミリ程度の寸法不一致があるが、原図に従い表記している。
「1段リンク」新製時の図面である。お間違いないよう願いたい。
Va20346
●ワ10000・ブレーキ装置(VA20350)
不明箇所と不一致箇所があるが、原図に従い表記している。

Va20350

両形式の考察を、次の記事で解説する。

続く

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セキ1とセキ600

土曜は雨だと思ったら終日降らず、暑いくらい。

今日も結構良い天気で塗装しても良かった。
土曜夜からまる1日、わ10000の図面も終盤にかかり、95%ほど、もう少し。
よく見ると細かい寸法の違いが見られる。もう少しで披露できるでしょう。
 オハニ31の雨樋も終わり下回りも簡単だが魚腹台枠と電池の受け梁まで終わり、部品を取り付ければ塗装に入れる。
よく見ると出入り口の手すりがまだだったのでφ0.4を曲げて取り付けた。
北海道と考えると電池箱を大型にするか、迷うところ。三笠のオハニは小型だ。
夕方から少し時間があったので、2年ほど前に作りかけのセキ600に取り掛かる。
35年ほど前に自作のセキ1はもうヨレヨレで塗装も剥げている。
床下にはKCシリンダーと水平テコだけは表現した。
セキ600は原型にするか、リブを取り付けるかもう少し検討したい。
手すりだけでも30か所近く必要だし、手ブレーキハンドル他まだまだ後半戦が長そうだ。

Dsc_0242

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オハニ31

3連休初日の明日は残念だが雨になりそうだ。

日曜は晴れそうだが塗装ができるかは微妙な雰囲気だ。
 今日は帰宅後に時間があったので、オハニの縦樋を取り付けた。
そうそう、先般「鉄道省半田鉄道局の業務日誌」さんの記事で、このキットの寸法違いを知ったところで、縦樋の長さが合わないはずだ。

20161007

先週φ0.4の真鍮線を買いに日本橋のVSに行ったが、残念だが在庫なし。
近くのJSにには、そもそも0.6~しか置いてない。
京都のVSに行くしかないかと思ったが、材料箱に1袋数本が出てきたので足りるようだ。
以前31シリーズの1/80図を描いてあったのでプリントアウトし、真鍮線を貼りつけた。
1サイズアップの真鍮パイプを輪切りにして、ハンダ付けする。
何度やっても嫌な、細かい作業だ。
車体に付けて今日はここまで。
明日は床下か・・・。

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貨車更新修繕

週末は天気も悪いということで塗装も断念したが、日曜は暑いぐらいでした。
金曜夜からはワムの図面のことが頭から離れず模型を作る気も起らないのが正直なところ。

先日から図面と格闘で、久しぶりに貨車の構造に詳しくなったのか、悪い虫が出てきそう。

気動車を先に完成に導かないといけないが・・・。
もう十数年前に増備したプラスチックの貨車だけど、素組してそれなりに走らせて楽しんだものの、今となってはちょっと寂しい下回りが何とかならないか。
素組したものの、シリンダーは薄いしウエイトが災いしてシルエットはよろしくない。
 なんとか床板を更新して梁を追加できないか、通勤途中に思案しています。
W車の軸受けパーツを追加するのも一つの方法だけど、元キットのコストを考えると気が進みません。
有蓋車+無蓋車合わせて十数両あるので効率的に改造できればと思う。
ちょうど、メーカー不明の挽物KCシリンダーとチリコシを利用しよう。
問題はシルエットになるブレーキ装置を大量生産できるか?
もう少し検討が必要です。
ブレーキてこの図面もできたし、専用パーツを特注できれば・・・だけど。
図面トレースしながら、そんなこと考えてます。
いや、貨車車体もできるじゃないか~。

Dsc_0237

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ワ10000(4)-1・国鉄貨車のディテール

前回の考察ではワ10000/12000の違い、側ブレーキテコと踏段について解りにくい点があった。
夫々の関係について再度図面を検討し、略図で解説する。
なお、「ワ12000(標準図面)・国鉄貨車のディテール」に「ワ12000・ブレーキ装置(VA20384)」を追加している。

「ワ12000(標準図面)・国鉄貨車のディテール」

●側ブレーキテコと踏段の位置関係
ワ12000では長軸の軸箱を避けるため、ブレーキテコが複雑に曲げられている。
また「図面VA20384」には示されていないが、下図に緩解位置を示している。
Fig04__

ワ12000では踏段を原形で描いている。(ワ12144外観写真参照)
ワ10000では原形と更新の両タイプを示している。
更新タイプが何時ごろ交換されたのかは不明である。
ワ10000のブレーキテコは複雑な曲線を含む形をしているが、平面的には軸箱を避ける曲げはない。
各形式の断面図で差を比べて頂きたい。

●「ワ12000・ブレーキ装置(VA20384)」を作図しての気付き
ワ10000形式の同図はまだ掲示していないが、VA20384の作図過程でいろいろ気付いた箇所がある。
長軸/短軸の違いだが、両者のシリンダー、空気だめ、テコ類の位置は概ね同じである。
各ブレーキ棒やテコ類は同一と言ってよいだろう。
・ワ10000では短軸=>側梁位置=>側ブレーキ軸が短い
・側ブレーキテコの軸箱を避ける変形(前出)はない。単純な形状。
・断面図のシリンダー、空気だめ位置はほとんど同じ

ただし、断面図で見ると「シリンダー、空気だめ、水平テコ」各々の装置を支持するアングルの形状は異なる。
写真で判断するのは非常に難しい。
ワ10000の同図が準備できてから比較検討したいと考える。
各図をご覧いただき、疑問点等あれば遠慮なくコメントください。

各形式の図面を単に比較しても違いは判断し辛い。
トレースをする作業では、各部品図を元に作図しながら相互の納まりを確認し、元図と寸法を確認しながらくみ上げていく。
元図は手書き、トレースはCADの原寸作図のため、何箇所か一致しない寸法が見られた。水平で描かれている引き棒も微妙に角度が付く箇所も見られる。
 部品図のないものは他の形式のものから基本寸法を追いながら、推測で描いている。
ワ10000の図はそれほど時間を要しないと思われるが、もうしばらく時間をいただきたい。

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ワ12000(標準図面)・国鉄貨車のディテール

※2016/10/03追記あり
15年ほど前、某所で資料保存会の「1950年代・国鉄貨車明細図集」を入手することができた。

1994年7月にTMS誌上で「ワム3500・ヒ600形式」の記事を投稿し、続いて1997年に「ワフ21000・22000形式」が掲載され、それまでに入手が難しい貨車の構造を私なりに表現する手法を確立したが、準備に多くの時間を要した。
その後、家事でその時間を作ることも難しく続編は「シキ180形式」を最後に断念した。
このブログをはじめるにあたって、その手法をネット上で表現できないかと暖めていた。
当時はPCの性能や通信速度等の制約などで思うように進まなかった。
 その頃に「ワ12000形式」の企画のため、原図からトレースした図を整備し直しご覧いいれることとした。
上記図面集は当時としては珍しかったが、大判図面をA4サイズに縮小されているため非常に見辛く拡大しても不鮮明なため、模型化するには困難な作業であった。
今回は二軸貨車の標準的な図面を、「ワ12000、10000形式」を中心に掲載する。
なお、原版は上記のとおり不鮮明な箇所や原図の誤り等もあり、ご承知の上ご覧願いたい。
「台ワク」図面はA1サイズのため細かく、溶接記号等一部省略している。
各図面はA3サイズ出力相当に統一した。
図面標記は原版にできる限り合わせているが、CADの機能上の制約から表現できていない箇所がある。
●参考図書、資料
・「1950年代・国鉄貨車明細図集」鉄道史資料保存会
・「国鉄貨車明細図集Ⅰ」同
・その他
●二軸貨車ブレーキ装置・参考図
TMS誌上で紹介した図を一部修正を行った。
一般的な二軸貨車を示す。Fig01_
●ワ12000・台ワク(VA20383)
製造当初、1段リンク時代を示す。
追記(2016/10/17)
※図面不備のため差し替え

Va203831

●ワ12000・ブレーキ装置(VA20384)
追記(2016/10/03)
原版よりトレースの際、寸法の一致しない箇所が見られたが、数ミリ程度のため元図面の数値に従い表記している。
考察、ワ10000との違いを「ワ10000(4)-1・国鉄貨車のディテール」で解説している。
追記(2016/10/17)
※図面不備のため差し替え

Va203841

●車側制動テコ守(VC23027)
図面集には含まれていないが、「昭和13年、ワム90000用(石版図)」から引用
ブレーキ止め装置はピン式のため、多数の穴が開いている。
晩年は、装置の存在を明確にするため、サイドが白色に塗られていた。(外観写真)
多くの車両は、簡易車側制動器(歯型のついているもの)に交換されている。
※当形式には使用されていない。
主にワム23000形式で使用されたもの。
Vc23027_
●車側制動テコ(VD27177)・参考図
※当形式には使用されていない。
主にワム23000形式で使用されたもの。

Vd27177_

●ブレーキバリ(VD26425)
各形式共通
Vd26425_
●制輪子釣(VD26426)
各形式共通
Vd26426_
●制輪子釣受(VD27144)
各形式共通

Vd27144_

●制輪子・客貨車用甲種(AC4470)
各形式共通

Ac4470__

●ブレーキテコ(VD27162)
各形式共通

Vd27162_

●側ブレーキ軸受(VD260501)
各形式共通
模型制作には検討が必要

Vd260501_

●ブレーキ棒(VD26555)
各形式共通
一部の形式では寸法の長いものがあった。

Vd26555_

●ブレーキ棒(VD26869)
各形式共通

Vd26869_

一通りの図面が出揃ってから形式別一覧表でもまとめてみたいと思う。
次回は、気付事項等考察を行おうと思う。

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