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セラ200検討図・その4

開戸の開閉機構は明らかではないが、セキと同様に傘歯車で両側に送るしか思い浮かばない。

傘歯車を使わなければ、各々両方にハンドルが必要となる。(福井鉄道ホサ1)
写真では開戸のウオームホイール軸は坦バネシューの裏側に通っているため、リンクが長くなり、歯車箱も奥まったところにある。
辻褄はあうが傘歯車との距離が短く、メンテナンスに問題がありそうにも思う。
ハンドル軸を中心側に寄せることも考えられる。
●開戸リンクと手ブレーキハンドル軸、傘歯車、ウオームの関係
Sera200p01

ハンドブレーキの機構は加悦鉄道のものが参考になるようで、廣瀬さんから提供いただいた資料で解決できた。
手元の教習用資料には、「手ブレーキ・ネジ式」で「ガジョンピン」で引き上げると示されている。
「ブレーキ棒は引き上げられ、ブレーキ軸が回転して引き・・・」となっているが、本形式では直角状のリンクが見当たらない。提供いただいた写真には確かにある。
形式写真を見ると、床下のためわかりにくいが、180度反対側にそれらしいものがあるように思う。とすると「引き」ではなく「押し」へ反転されるわけである。
「日車の車両史、トフ」の事例では押し、引き両方併用している事例もある。(この場合はもう一つ小さいリンクが入っているが・・・。)
リンクから押されたブレーキ棒は、車体中央付近の軸受けでリンクを介して、押しから引きに反転される。
この形式は3軸車のため、一般車と同様に中央軸にはブレーキ装置は装備していない。
 以上の判断から、ブレーキ機構を二点鎖線で示した。
●ブレーキ機構

Sera200p03

 詳細は控えるがセラ200には、セラ200~232と233~242で、前者は大正15年~昭和14年の日車製と、後者は昭和17年製の汽車東京製がある。(私鉄車両めぐり、小熊米雄氏)
前者は形式図で概ね判明したが、後者は正確な仕様は不明で、僅かに車体寸法が異なる。また、私の手元の写真からは妻板と側板の納まりに違いが見られる。
●妻板部の違い
前期(左図)は、妻板ー側板が不等辺山形鋼と千鳥配置のボルトで締結されていて、下部開戸の部分まで直線状となっている。(釧路炭田 炭鉱と鉄路と;石川 孝織氏)
後期(右図)は開戸に沿って「く」の字に後退している。

Sera200p04

ボルトのピッチ、配置は私の判断で描いたもので、検証が必要である。
細かい点を議論していても資料や写真も少ないため、このあたりで模型化図を進めていきたい。少し時間が必要だろう。
 話は変わるが、セキ1の検証は概ね終わっており、各タイプのイラストを描く段階まで進捗している。
もう少し資料を探し、不明な点の補足を行って作業に掛かる予定である。
描いては修正と一進一退の作業が続くため、しばらくは時間を要すると思われる。
中間報告をしておく。

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