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シキ120-(1)

大物車のシキ120形式である。
最近は大物車の走行映像が公開されたり、走るのを見ることも容易になっている。
 現場サイドでは、工場から出荷の申請が出されて、運行計画、どの路線を使って運行するか、半年以上かかるというのを聞いたことがある。

尼崎(尼崎市塚口)には三菱電機伊丹工場から変圧器を出荷するため、いくつかの大物車が常備されていた。
 このブログへも度々コメントいただく「三河高原鉄道、【 貨車のアルバム 無蓋車】」に解説されていて、私の中途半端な知識より詳しい。
 吹田貨車区は尼崎駅構内に「尼崎派出所」があり、3名の検査長が常駐し運搬する荷物(貨物)が建築限界に抵触しないか、吹田貨車区もその一端を荷っていたのである。
大物車、つまり「特大貨物運送」の申請、手続き、運行計画、積み付け検査などを行うのである。実際には本区技術管理で承認業務を行っていたのだろう。
※尼崎のアルナ工機から出場する貨物の検査も尼崎派出所で実施していた。

その尼崎派出所が廃止になる際、大先輩のM検査長からいただいたアルバムから、シキ120の積み付け写真をご覧いただき、引続き詳細写真を含め4回に渡って紹介する。
まさに大物である。(このページ写真は筆者所蔵で、詳しい内容(撮影者も)は不明である。)

シキ120形式には「A」「B」「C」3つのタイプがあるのは形式図からも明確である。
●シキ120A積み付け
撮影場所;三菱電機伊丹工場、昭和40~50年頃
珍しくカラーで、検査長が撮影したものと思われる。
弓型の台枠上に角材を敷き直接荷物を積載している。
緊締状態がよくわかる。65キロ制限の黄帯が標記されている。
最大荷重80tである。

Siki120003

上記とは別の荷物である。台枠上のリベットが印象的だ。

Siki120004

●シキ120B
いわゆるつり掛け式である。
工場で積み付けが終わり、出荷する際の記録写真で、番号が記入されている。
検査標記から昭和34~37年頃と思われる。黄帯は見られない。
「東北電力㈱秋田変電所殿納入」と標記されている。
最大荷重は110tである。

Siki120002

●シキ120C
中央の台枠に落とし込む方式である。
同様に記録写真で番号が記入されている。
検査標記から昭和34~37年頃と思われる。黄帯は見られない。
「電源開発K/K南川越変電所殿納入」と標記されている。
最大荷重は115tである。

Siki120001

次回、詳細へ続く

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