テンダーのホーンブロック(HORNBLOCK)
ネットで「HORNBLOCK」で検索すると、機関車の軸箱守が多数出てくる。
英語圏では一般的に使われているのだろう。
貨車区勤務時代は倉庫番をしていると作業員が「◯◯のボルト」といって取りに来る。
「アオリ戸受けのボルト」だと、トラなら『M16X55』か『M16X50』で、オトキだと『M16x75』である。
「ホーンブロックのボルト」と言われると、「軸箱守クツ(シュー)」だと『皿16x40』か「皿16x45」である。
もうひとつ、「軸箱守控」のほうがよくあり「M16X45」を渡す。
新人さんだと「ホーンブロックのボルト」と言われてくるので、「軸箱守クツ」か「控」か聞くと、もう1回現場へ走って再確認することになる。
これも少しなれると「損品(取り外した古いもの)」を持ってくるようになると間違いなく渡せる。
年配の検査係は戦前からの口伝えなのか、和製英語が通るが戦後世代は教習所(学園)の検修課程では「軸箱守」なのだと思う。
なお、国鉄末期は「NU式ロックボルト」というロック座金が付属しているので、一旦外したボルトは再利用せず新品に交換していた。
カスで切断することも多い。
一週間ほどテンダーの軸箱守の制作方法に悩み、厚板から削り出した。
最初は板厚に対して均等に溝が掘れず、ボルト穴も微妙にあわないので作り直さなければならない。
控のボルト穴部を削りすぎてなくなっている。
2度目は間違いもなく、溝を掘った。
2枚の軸箱守にブロックをはさみ込む。
あとは明日・・・。
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