昨日は古い動輪の手直しとギヤボックスを自作した。
本題と離れるので、またの機会に報告するとしよう。
昨夜、新たに鮮明な図面があることに気づき、キャブの図面を描きなおした。
寸法の一部がわずかに違っていたので新たに作り直した。
ボイラーも穴位置がすこしずれたため、新たに作った。
前回のボイラー、キャブのあと、リベット打ち出し機のダイ(凹型)に傷があり、変形したリベットになってしまう。
新たにダイの穴を開けなおし、表面を鏡面に研磨し、ポンチ(凸型)も新たに作り直した。
前回の結果と比較すると、大きさは変わらないが、シャープな形状になったので各部を作り直した。
結局、ボイラーキャブは二組できた。 キャブは、組立前に分割し、曲げ代を長く作っているの寸法調整は可能である。
午後から歩み板の裏貼りを切り出した。

夕食後、思いついたように動輪の車軸を削り、改軌した。
車軸を切断する。長さ=20mm=>16.6mm
このあと段付き部の削正。
バイトはこのためにグラインダーで修正した。幅=1mm
※バイトの送り量は、DRO(デジタルノギスを利用)の読み値を直読しています。

段付き部は約Φ2.35mm
真鍮棒(表面は磨き)で押す。元の段付き部

車軸の中心を出すために、古い16番の台枠を利用し保持する。台枠幅をフライスで狭めてある。
高さは刃物台にシムを敷いて調整した。約3mm



今回の改軌に使用した工具類

試しに1軸だけと思っていたが、心出し保持用台枠の加工等に1時間程要した。
1軸目は、寸法を何度も確認しながら30分ほど要した。
2軸目は20分程度、3軸目は10分余りで終わった。
全軸を一度に切削加工し、同時に組立を行えばより効率的にできそうだ。
あと1軸はギヤ付き、少し検討してから作業したい。
以上が私の13mm改軌方法であるが、誰にでもできるとは言えない。
多少の経験と、それなりの道具立てが必要である。
なお、3軸の振れはほとんど気にならない程度だった。
過去、45年間で、10組以上の改軌を経験したが、これほどうまくできた事例は経験していない。
やはり、道具立てと慎重さが必要であることは感じた。
やろうと思えばできるんだ。
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