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2022年10月

2022年10月30日 (日)

ブレーキシューを作るー(1)

 今日は、S模型さんに電話したけれど、なかなか繋がらない。
15時頃、通じて在庫は確認でき、おおむね揃いそうだ。
不足する部品を洗い出し、発注したい。

ちょっと息抜きに9600は置いて、美唄2号機の整備することにした。

2020年初めに今の形に、走れるようになったが、ブレーキシューは市販品で使えるものは無く、いろいろ探してみた。
エコーの小型蒸気用は使えそうだが、形が異なる。

E形で5組のシューがあると思ったが、4組しかなく、第1動輪には装備していない。
つまりD型と同じわけだ。8個

 以前、OJでロスト型を作った要領で削り出した。

直径23mmに切り出した真鍮板t=1を旋盤で踏面部を薄くする。
座標で貫通穴を8個開ける。
幅4.5mm程度に切り、形を整え、最後に踏面内円を切り落とす。

2022103001

あとはハンガーを長短各4本作ればよい。
今日はここまで、約3時間要した。途中考えながら。

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2022年10月29日 (土)

9600を作るー(11)

 昨夜、夕食後に作業しようと来たけれど、体が重く、模型に没頭しすぎかな。

朝からサドルを切り出して組み立てた。
鋲打ちも細くシャープに出たが、フロントデッキに隠れてあまり見えない。
自己満足だ。

2022102901

本来なら実車では左右のシリンダーブロックは別々で、台枠内の中央にもう一つブロックが入る。
フロントデッキよりもう少し奥まったところになるわけで、模型では一体なので位置関係が異なる。
左右と中央を切り欠くわけにいかないから、仕方ないかあ。

 

ボイラーもバンドを巻いて、固定しないといけない。
0.1mmの帯板は市販されてないから、自分で切るしかないか。

一度戻ってから、昼からできるか。

(追記)

昼食後に来て作業したが捗らない。ちょっと居眠りした。
14時頃から気を取り直してサイドのケーシングを0.2mmから切り出し、点検口に0.1mmを貼った。
2枚張り合わせなのでうまく曲げるのに苦心した。

歩み板(ランボードの上に)載るわけである。

2022102902

今日はこれでお終いにして、今夜は早く寝よう。
次は運転室の前妻になるだろう。

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2022年10月28日 (金)

9600を作るー(10)

 細かい作業を避けていたがこれを処理しないと進まない。

失敗したほうの運転台の窓の縁取りをして抜いた。
0.4mm線を半丸(になってないが)にして縁取りに貼った。
床下の点検蓋に0.1mm板を貼る。

Dsc_0030

運転台前妻、ボイラーサドルを作らなければならない。

ボイラーサドルは、シリンダーの上に載っているが、ボルトが前後に見える。

960010

写真では良く見えないが、このあたり。

960011

前部デッキ(台枠)、歩み板、シリンダー、サドルをどのように組み立てるか。
各部の板の組み合わせに悩む。

図面を描かなくてはならないな。
ちょっと休憩。

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2022年10月27日 (木)

9900を作る(D50)を作るー(1)

 9600のサイドロッドの調整も終わった。
第3-4間がわずかに長いのと段付きピンの頭をこすっているようだ。
無事転がるようになったが次の作業が思いつかない。

2022102701

 9900の動輪押え板を作り、旧作のD50からサイドロッドを借用したら、おおむね問題なかった。
新規作成するロッドの結果はどうだろうか。
溝彫もあるから1日では終わらないだろう。

先台車の中心ピンを挽いて、9600の台車を借用した。長さ20mm

2022102702

台枠下辺に支障しないかと思ったが良好。

線路に乗せてみた。

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動輪のホイールベースが長いので振りも大きい。

下回りは少し置いて、9600の上回りに入ろう。

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2022年10月26日 (水)

9600を作るー(9)

 いよいよ一つの山場、サイドロッドの製作である。
前回の美唄2号機(4110)では5軸、すなわち8本製作した。
 キットではロッドピンで重ねているが、前回もそのようにした。
今回は実車どおり関節でつなぐため、製作の工数も増える。

過去にフライス盤で外形を切削する方法では失敗したが、今回は慎重に作業した。

t=1mmの洋白板の在庫も十分である。
2022102601

原点が狂わないよう、DROの測定部を常にきれいに掃除しながら作業した。
片側分(3本)に穴あけ、切削に2時間半ほど要したが、あとの半分は1時間程度で済んだ。
外周を糸鋸で切断後、形を整え、極小段付きピン4本を製作した。

途中、段付き部の穴あけが貫通してしまい、0.2mmを貼り補修した。

2022102602

およそ1日半を要し組み立てを終わった。
途中アクシデントはあったが、おおむね設計通りの寸法となった。
第2-3-4間は問題なく転がり、1-2間はピンの段付き部の穴に支障するように思われる。
修正にはそれほど時間は掛からないだろう。

今日は時間切れ、ここまで。

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2022年10月25日 (火)

連結棒の溝を掘る

 今製作中の9600形式のメインロッドには溝は無い。
次回製作の9900(D50)形式にはD51同様に溝がある。
ロスト製の高価なロッドも細密で良いが、この機会にロッドの製作も1ランクアップしたい。
50年前に製作したC53では、真鍮板に自家製エッチングしたが、薬品を使のも避けたい。後処理

 数日前から図面を描きながら、頭の片隅で「溝」の問題が浮かんでいた。
一般的には、「スリワリ加工」で処理するのだろうけれど、材料、工具の剛性の問題もある。

 亡くなった「畑」先輩には教えてもらったが、私にはハードルが高かった。

亡くなった父がまだ元気だったころに教えてもらった方法がある。
「シェーパー加工」である。
これも機械の剛性が無いと難しいのはわかっていた。

とにかく、失敗を恐れずトライしてみる。これは「畑」先輩の教えである。

 折れたエンドミルをグラインダーで研磨して、バイトを削った。
幅1mmで作ったが、何度か研磨して0.7mmになった。
小さくて写らん。

2022102408

X-Yテーブル、X軸を固定、Y軸を移動
今回は断面を突っ切った。(形状を見たい)

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1度目は、バイトの力が強く、ワーク(洋白板、材料)が動いてしまった。
改めてボルトで固定しなおし、細くしたバイトで5往復程した。

右の広いのはワークが動いて失敗
左は成功

2022102403

ステンレススケールがスルッと入り、自立する。

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約0.3mmほどだろうか。

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底がやや斜めに傾いているが

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ロストの市販ロッドにも劣らないぞ、精度よくできればだけど。
2022102404

材料は十分あるし、9600形式のを作った後に挑戦したい。

クロスヘッドの滑り棒も何とかできそうだ。

ちょっと楽しみだ。

 

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部品を入手

 2週間前に東京の模型店に通信販売で部品を注文した。
コロナの影響で、郵便事情に遅れが出ていて、普通郵便だと3日要する。
たまたま休店日に重なり届くのに一週間、また部品がこちらに届くのに土日が重なり、昨日届いた。約12日

 昨日は大阪の某模型店に10年ぶりに訪問した。
すでに欲しかった部品の在庫は無く、どこも事情は同じである。

ちょうど、網目板やドリルロッドがあったので仕入れてきた。

部品は届いたが、まだ足りないものがある。
来月は東京へ訪問して集めたい。

やく2万5千円分の部品
2022102409

大阪の帰りにいつもの中古ショップに寄ると、宮沢のC54がガラスケースに陳列されていた。
格安だったので購入した。
状態も良く、部品の欠落、ダメージはない。
近い時期に改軌し整備したい。
北海道のイメージとは異なるけど。

2022102401

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一つ一つの部品を見ると、時代の違いを感じるが、手を入れたら良くなりそうだ。
小寺さんの「蒸気機関車の角度」のお世話になることだろう。

これ、このまま改軌せず、16.5のまま運転会用にしても良いかも。客車はオハ61で。
部品交換して、細部を手直ししたら良くなりそう。先台車、従台車は直さないと。

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2022年10月23日 (日)

C12の動輪を改軌するー(2)

 作業は着実に進んでいるが、何から進めるべきか。

2両目の9600の台枠も組立、ギヤーを取り付けた。
廃棄するつもりの古いロッドを取り付けたら、うまく回った。

C12の動輪はギヤー付きはダルマヤの40枚に交換した。

2022102301

棒台枠に抜いたので向こう側が透けて見える。
ペラペラで壊れそう。

Dsc_1755
手前の古い台枠はE10用で、窓は抜いていない。

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2022年10月20日 (木)

9600を作るー(8)

 日中は工作は進まなく、何に取り組むか方向が決まらない。

今できることを考え、先台車の軸箱を4mm厚の真鍮フラットバーから削り出した。約1時間
ほとんど想定通り加工でき、1mmビスで枠に固定した。
先輪の在庫がなく、新しく注文したが週末に届く予定で16番用を改軌しなければならずとりあえず非可動のC55の2軸を借用した。
古い規格のニワモケイ製で、バックゲージは11.2mmだった。

製作途中のセクション、ポイント上で転がしたが脱線もなく、フログの通過も問題ないだろう。
設計半径R=750のポイント上でも余裕がある。
2022102001
バネで押さえるスペースもありそう。

2022102002

ダミーのイコライザーも取り付けたい。

夕食後、工作室に戻り、もう1両分の台枠を切り出し、ペデスタル部の調整も終わった。

2022102003

明日はリベットの打ち出し、組立に入ろう。

何だろう、ちょっと気持ちがハイになっている。

9900も作りたい、いや慎重に考えよう。

 

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2022年10月19日 (水)

9600を作るー(7)

 今日は時間を費やした割には成果がなかった。
気持ちを切り替えて組立に入る。
ボイラーに洗口栓を取り付けるが、1個失い新たに挽いた。

フロントデッキのエンドビームは3枚貼りで、連結器部の補強板を取り付けた。
厳めしいデッキになりそう。ゴツイなあ。

とりあえず仮組した。

2022101901

注文した部品も週末に届くよでうで組立も進捗しそうだ。

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2022年10月18日 (火)

C12の動輪を改軌する

 日中に工作室に来ることができなかったので、夕食後作業する。

先日大量に入手した動輪のなかに、「みどりや」のC12のものがあった。
その動輪で、2組ある。
 この3軸2組のうち4軸を使って「9900形式」に使いたい。
台枠の図も描いてあり、20立方テンダーの展開図もできている。

今日夕方に注文してあったベアリングが届いたので挿入した。

 ところが、9600の動輪と違って、車軸数本を失敗した。
あともう一皮削りたいと思ったとき、削りすぎてしまう。ガタガタ
 洋白棒で作り直したが、20回は失敗しただろう。

3軸に3時間程要した。
そう考えると、9600の動輪は改軌しやすい。

付属のギヤにはウオームは無いので、交換する。
珊瑚模型のヘリカルか、ダルマやの40枚を使用するか。いずれもボックスは無い。

2022101801

第3動輪のバランスウエイトは削り落とすか、上に真鍮板を貼り合わせる。

本格的着手はもう少し先になる。

 

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2022年10月17日 (月)

9600を作るー(6)

 昨夜、洗口栓を10個余り作ったが細かくて2時間程要した。途中で休憩。

今朝は台枠の軸箱押え板を切り抜いたが、0.6mm厚だとふにゃふにゃだ。
軸箱守控をそれらしく取りつける。
やはり0.8mmで作り直そうかな。

テンダーを曲げたが、工作教本に従って曲げようとしたらうまくいかなかった。

結局廃棄である。そんなこともあろうかと、リベットの少ないもので試していた。

結局は普段から慣れている木型で曲げたほうが確実だった。
真鍮線を縁取りに貼り付けた。

2022101701

前部デッキ上の先台車のばね箱に工夫してコイルバネを仕込めるように考えたが。

結局は台枠に支障するので他の方法を考えようか。

仮組状態。

2022101702

いよいよボイラーの組み立てに掛かるか。

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2022年10月16日 (日)

9600を作るー(5)

 数日前に誕生日で、65歳になった。家族も誕生日で外食した。

 昨日は鉄道の日で、150年である。
この日は結婚記念日でもあり33年だ。妻はもういない。

50年前、鉄道100年は梅小路機関車館ができて、何度か行った。
模型を自作するようになったのもそのころだ。

 昨日、ベアリングが届いて、ギヤボックスに装着したが、エンドミルの削った隅部のRがベアリングのフランジに支障していた。
Φ1.5のエンドミルでで隅を切り込んだら解決した。
2022101501
時間があったのでテンダーのリベットをもう1枚打ち出した。

打ち出した凸部が、ダイ(凹)部にハマり込み、真鍮板がズレてしまうようである。何とか挽回した。

 今日は台枠を組み立てた。
相変わらず、左右のフレームとスペーサーを付けるのは下手糞だ。
丸棒スペーサーにすれば楽だが、イコライザーの取り付けとギヤボックスに支障するので難しい。

2022101502

明日はテンダーの床板を作ろうか。
側板の曲げには慎重にしなければならない。
やっと、立体的になってきた。

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2022年10月15日 (土)

9600を作るー(4)

昨日は2時間ほど時間があったので、残るギヤ付き動輪の改軌も終わった。

今日の午前中、もうひとつテンダーのリベットを打ち出したが、途中で送りねじが軽くなったと思ったらX-Yテーブルのカミソリが落ちていた。
なにかおかしいと思いながらも続けて作業したが。

表面を見ると中段の連続したリベットが途中で折れ曲がっていて、結局捨てた。1時間程無駄にした。

次に何をすべきか迷ったが、ブレーキシリンダーを4個、2両分挽いた。約1時間。

続けて、シリンダーボックスのスペーサーと前蓋を挽いた。
もう少しカチッと組めるかと思ったが、ゆるかった。

キットを組むよりは、組みやすいとは思う。
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2022101402

バルブガイドは後日、とりあえず仮組

2022101403
キット状態になってきた。
台枠を組めば、機関車らしくなってくる。 

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2022年10月13日 (木)

9600を作るー(3)

 台枠のペデスタルを仕上げ、リベットを打ったが、乱れた。
厚板の裏側に穴を開け、見かけの板厚を薄くしたが、バラツキがでた。
もう1両分作るか。塗装したらほとんど見えなくなるし。

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シリンダーの切り欠きを忘れていた。

次はシリンダーとモーションプレートを作ろうか。
いよいよ台枠の組み立てとなる。

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古い動輪を再生する・続

 新しい動輪の改軌も克服でたが、ギヤーボックスの問題がある。
以前からストックしていたものが1個あるが、別の動輪に使う予定がある。

古い動輪のものは、棒型モーターをギヤボックスに釣りかけ、モーター軸から直結して駆動するが、あまり芳しくない。

一昨日、4mm厚真鍮フラットバーからフライスで削りだしに3時間程掛かった。左右各1
ちょっと削りすぎた個所は補修して挽回したが、直交するモーター軸のかみ合わせがいつも問題になる。

何度も確認しながら、Φ2mmの穴を開け、ドリルロッドを通した。

幸い、狙った寸法でかみ合わせも良いようだ。

2022101301

試験運転はこれからとして、問題なければベアリングを挿入したい。
なお、動輪の車軸を受ける個所にはΦ6のミニチュアベアリングを使ったのでスルッと回転する。

とりあえず、四苦八苦したが考えていたものは完了した。

9600のボイラーも二組あることだし、2両同時に進めるのもよいか。

そうなると、もう一つのテンダーも図面を描く必要になるなあ。

追記)

ちょっと音はうるさいが、試運転した。
2022101303


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2022年10月12日 (水)

9600を作るー(2)

 昨日は古い動輪の手直しとギヤボックスを自作した。
本題と離れるので、またの機会に報告するとしよう。

昨夜、新たに鮮明な図面があることに気づき、キャブの図面を描きなおした。
寸法の一部がわずかに違っていたので新たに作り直した。
ボイラーも穴位置がすこしずれたため、新たに作った。

前回のボイラー、キャブのあと、リベット打ち出し機のダイ(凹型)に傷があり、変形したリベットになってしまう。
新たにダイの穴を開けなおし、表面を鏡面に研磨し、ポンチ(凸型)も新たに作り直した。

前回の結果と比較すると、大きさは変わらないが、シャープな形状になったので各部を作り直した。

結局、ボイラーキャブは二組できた。 キャブは、組立前に分割し、曲げ代を長く作っているの寸法調整は可能である。

午後から歩み板の裏貼りを切り出した。

2022101200

夕食後、思いついたように動輪の車軸を削り、改軌した。

車軸を切断する。長さ=20mm=>16.6mm
このあと段付き部の削正。

バイトはこのためにグラインダーで修正した。幅=1mm

※バイトの送り量は、DRO(デジタルノギスを利用)の読み値を直読しています。

2022101201

段付き部は約Φ2.35mm
真鍮棒(表面は磨き)で押す。元の段付き部

2022101202

車軸の中心を出すために、古い16番の台枠を利用し保持する。台枠幅をフライスで狭めてある。
高さは刃物台にシムを敷いて調整した。約3mm

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今回の改軌に使用した工具類

2022101206


試しに1軸だけと思っていたが、心出し保持用台枠の加工等に1時間程要した。

1軸目は、寸法を何度も確認しながら30分ほど要した。
2軸目は20分程度、3軸目は10分余りで終わった。

全軸を一度に切削加工し、同時に組立を行えばより効率的にできそうだ。

あと1軸はギヤ付き、少し検討してから作業したい。

以上が私の13mm改軌方法であるが、誰にでもできるとは言えない。
多少の経験と、それなりの道具立てが必要である。

なお、3軸の振れはほとんど気にならない程度だった。

過去、45年間で、10組以上の改軌を経験したが、これほどうまくできた事例は経験していない。
やはり、道具立てと慎重さが必要であることは感じた。
やろうと思えばできるんだ。

 

 

 

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2022年10月10日 (月)

9600を作るー(1)

 駅セクション(北海道風)の過程で、北海道の転車台を作った。
参考にしたのは生田原、上興部、北見相生など北海道装備の9600が載っている写真が多い。

そんな時に偶然、ジャンク(新古品)の動輪を入手し気持ちが高まった。
すでに二つ目9600は自作したが、45年も前に作ってあったボイラーとキャブでリベットなどは省略していた。

今となっては公にお見せするのは恥ずかしいので、遠目にしか映っていない。

 キットを入手するとしても難しいし、13mmに改軌するのも手間が掛かる。
前作は、スタイルブックを基に図を描ているが、寸法的に間違っている個所も多い。
幸い、実物の図面も入手でき、ネット上で形態を把握するのも容易である。

 自分自身の技量で、できる可能な機関車を作りたい。
今ならモチベーションも高く、約2日間で主要な部品を切り出した。リベット打ちも完了。
この勢いなら、数週間後には素組まで行けそうな気配だ。
さて、どこまでできるだろう。気持ちの続くうちに。

・台枠は概ね切り出し
・ボイラーは曲げ済
・ランボード表面は済
・テンダー側面は済

保存機をみると、ほとんどテンダー側板は更新されリベットはない。坊主
味気ないので、炭庫上部と、後部のみ残されたものをアレンジした。
リベット打ち出し機(内田式)の制約から、ピッチは広い目になっている。
 ポンチを新しく作り直したら、シャープになり、先の穴もなくなった。
ちょっと大きい目だが、今の技量ではここまで。

2022101001

2022101002
炭庫上の縁、窓縁は半丸を貼り付ける。

 ところで、ネット上で偶然、適価で某形式のキットを入手した。安かった。
9600もあったが、すでに進捗しているのであきらめた。
動輪もキットも安かった。高騰している時期、今時考えられない。

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2022年10月 9日 (日)

古い動輪を再生する

 45年も前になるだろうか、友人から譲り受けた珊瑚製9600用動輪がある。
一旦、改軌したが満足に走行できず、数年前にも修理したが結局新品の動輪を入手し二つ目9600に使った。

先日入手したのは比較的新しい薄いタイヤの16番ようであるが、50年前の初期9600用はタイヤが厚い。

もうつかわないつもりだったが、次回改軌の前に古い動輪で試みた。

古い車軸は何度も抜き差ししたので甘く使えない。
Φ3の洋白棒から新たに挽きだした。

何度か失敗したが、3本目には手順がわかった。

2022100901

午前中半日で3軸、ギヤ付きはボックスがないので使えるあてはないが、とりあえず古い車軸を利用しギヤをそもままとした。
ゆるいので接着剤で固定した。
位相はジグが合わないので、目分量でとしたが。

仕掛の8800形式の台枠に3軸をロッドをつけたらうまく回った。少し振れはあるが。

2022100902

E10の台枠に4軸を取り付けたらこれもイッパツで転がった。
今まで何度も四苦八苦したのは何だろう。

2022100903

あとはギヤボックスをどうするか。

何だかこの古めかしい動輪を使用したくなったが、バックゲージが違うので悩ましい。

 

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2022年10月 8日 (土)

次のお題は

 昨日、昼過ぎに注文したら、夜に届いた。速いなあ。

リベット打ち出し器は寸法の読み取りができないので、片座標だけ簡易に読めるようにカーボン製のノギスを注文した。
精度は低いが、十分である。
PWMコントローラーは転車台の回転速度をコントロールする。数年前に買ったものと同じだが、価格が上がっていた。

Dsc_1697

 昨日のうちに次の課題、機関車の図面を描いてあったのでプリントアウトして貼り付ける。
キャブの形をみればお分かりだろう。
2022100802

午前中に前部デッキ、ボイラー、キャブの鋲(ボルト)を打ち出した。

午後からフレームを切り出したが、ペデスタル部は慎重に明日にしよう。

動輪は先日、格安で入手してあるので、後日、改軌する。

2022100803

 

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2022年10月 6日 (木)

転車台の製作ー(20)

 緊締用カンヌキのスリットを取り付けた。

線路は片側で、突き当りは実際には使わないのでカンヌキは片側のみ。

基板でスリットをフライスで切り取りとった。

※片手操作なので見苦しいがご容赦願いたい。

若干調整を要するが、転車台の駆動装置は一段落する。
しばらく様子を見て、歯車が壊れるようであれば通常の歯車駆動としたい。

それにしても騒音が大きいな。

注意)

実際の尺取虫(大友式索引装置)は間欠的に駆動していても惰性で回転するので模型のようには毎回止まるわけではない。
フライホイールでもつければ良いが、それならば通常のモーター駆動で良いだろう。
単なる自己満足である。

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転車台の製作ー(19)

 余剰のプリント基板を2枚使い、Φ150の歯車を作った。朝から約2時間

2枚重ねて補強したが、フライス盤のΦ4エンドミルで歯形を削ったが、何か所か乱れた。

ハウジングは軸受けとし、下側に歯車をセットした。

相変わらず騒音は大きいが、少しましになったか。

半周、機関車を反転するのに約1分30秒、つまり1回転するのに3分である。

およそ実物と同じくらいか。

歯車が何か所か不具合があり、補修する必要がある。

耐久性はないので、もう少し正確に作り直しが必要と思う。

想定どおり動作したので一安心。

カンヌキの緊締装置を装備しなければならない。

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2022年10月 5日 (水)

転車台の製作ー(18)

 駆動装置、「大友式索引装置」(尺取虫)の動きをシュミレートしたい。

シャフトが太いので、Φ2穴を貫通し、長い鉄製シャフトに交換する。

2022100501

2022100502

端材の真鍮板を利用し適当なモーター台を作った。

2022100503

調整は難しくなかった。
桁裏側にピンを植え、シャフトの上部に回転を伝えるリングを取り付けた。

回転してみた。

動きは考えていたとおりであるが、ストロークが大きすぎる。想定通り。
計算上では転車台円周上で1回あたり20mm程度である。
停止位置の調整を考えると5mm以下にしなければならない。
鋸歯歯車の直径を180とすると、ストロークは約6.5mmになる。まだ大きすぎる。
歯車直径は200mm以上は必要と思われる。
モーターの減速、回転数は適当だろう。
振り出しに戻って考えてみよう。

それにしても大きい騒音だ。
自分一人のレイアウトなら我慢できるだろうが。

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2022年10月 4日 (火)

3年ぶりの日本橋徘徊

 久しぶりに日本橋へ行ってきた。

最後に行ったのは2019年12月、友人と夕食に行った時だ。まもなく3年になる。

 午後、恵美須町駅=>デジット(シリコンハウス)=>千石電商=>ポチ=>Joshin=>ポポンデッタ=>なんば紀伊国屋

2時間余り歩いた。(約10,000歩)

●デジット
以前、デジットは別の場所に店舗があったが、前の共立電子のビルの3階に移転した。
狭くなったが、配置は整理され探しやすい。客が多いと混雑して長居は難しいかな。
以前よりジャンク部品は少なくなり、純粋な部品屋さんのイメージ。
モーター数種買った。
●千石電商
ちょうどよい回転数のモーターがあった。100円
デジットで買ったのと外観は同じだが回転数は異なるか。?
●ポチ
Nの中古が豊富、HOも少し
●ポポンデッタ
店舗面積が縮小され、中古図書ない。
大きなレイアウトが設置されている。Nゲージ
HOの中古、現状品が安く積まれていた。
●Joshin
1階のおもちゃは、ガンダム等ホビーが主になった。
4階の鉄道模型、書籍が大幅に縮小され僅かだけ。
●紀伊国屋書店
以前と変わらないが、鉄道書籍は豊富

モーター各種
大きいのはDC24V、20RPM
ギヤーモーター2種類、外観は同じで、660円(デジット)と100円(千石)

2022100402

たぶん黄色いのを転車台に使うだろう。
もうひとつは、前の転車台に移植しようか。
大きいのは使わないだろうな。

遅ればせながら、「北のOLD American」を買った。
先日入手したΦ14の動輪で、9200を作りたくなった。から
Dsc_1690

明日は転車台の駆動部に入ろう。

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2022年10月 3日 (月)

転車台の製作ー(17)

 駆動部の鋸刃歯車を作る。

余剰のベークライトに、プリントアウトした図を貼り付け、切り出す。

予めフライスで直径を削りだしていたので、鋸刃状に切り取るだけ。
軽くやすりで整えた。

回転ピンのホイールはΦ15真鍮丸棒から挽き、Φ4内径のベアリングをM1.4ビスで取り付ける。

回転半径は6mmと4mmとし、違いを確認したい。

ホイールは20RPM程度で回転するが、モーターの減速部は別途考える。

明日は日本橋へでも出かけて、減速ギヤを探してこよう。

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歯車とホイールはハウジングの中に納める。

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2022年10月 2日 (日)

転車台の製作ー(16)

 転車台の製作は先が見えてきて、駆動部を考える。
減速比の大きい方法が必要で、モーター、ギヤの選択に余地がある。

一方、本来の「尺取虫」動作を再現できるような方法はないか、自己満足である。

(1)時計のテンプのような機構
(2)鋸刃歯車と回転ピン

後者を検討してみた。

・360°、36枚
・約10°毎に間欠的に運動する
・回転ピンは20RPM程度とする
・約18回で半回転、約30秒を要する

実際に作動するかは、トライアンドエラーになるだろう。

2022100201

 

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関西合運に行く

 10月1日は私市で開催されている「関西合運」に3年ぶりに参加した。2年間中止
今回は半日だけの参加で、2日は欠席する。

2019年に最後に会った方も多くかったが、時節柄参加人数も少なく感じた。
参加された方から面白い技法を教えてもらったので、時間があれば試してみたい。

京都トンネルクラブのレイアウト

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