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古家での生活からおさらば

この地に住んで60年余り、築63年の古家である。

14年前、父が90歳を迎え、母から懇願され、家族と離れ両親と同居した。
それから2年、母は体調を崩して1か月も経たず、搬送後4日で亡くなった。
 一方父は時を同じくして、誤嚥による心肺停止で、1年あまりを病院と 施設を行き来しながら亡くなった。二人の介護は必要なかった。
 その後、自宅へ帰ろうとしたが、私の住む部屋はなく、両親の自宅に7年ほど一人で生活した。
車を購入して北海道や九州、撮影に、模型もレイアウトを作ったりOJに転向したり、工作に没頭した。
それによって、妻は私のこと見限ったのだろう。
コロナが始まり、妻は体調を崩し検査を受けたが判明しない。
2020年末に、体調の悪化が著しかったが、なぜか病名は明らかにならなかった。
 私は自宅に戻り、家族の食事と妻の介助、介護の世話を3か月続けた。
妻の食事は細くなり、意を決して救急車で搬送された病院で、その日の夕方、病名が明らかになった。
それから20日目に妻は亡くなった。

 その年は工作の環境もなく、時間もなかった。家族の世話に専念した。失った家族との10年を取り戻すように。
当時、自宅の狭小3階建て生活は厳しく、老後の不安を感じた。
何か打開策はないか、無性にCADで老後を改善できるよう家屋の図面を描いた。
平面図(間取り図)は100以上は描いただろう

 昨年末、工作室(両親の家)へ行ったが寒くて工作ができない。
住んでいない家は寒く、築63年の家屋は老体には厳しいものであった。
正月から一か月間新しい間取り図を描き続けた。
今回は以前と異なり、ローコスト、価格を抑えるためにはどのようにするかも考えた。
床面積、建築面積を抑えるための手法、屋根面積を減らす、壁面積を減らす。
昔と違って、現在の家は耐震、気密性、保温性を高めるため、工事費用は高くなる傾向にあるようだ。

 そのようにして描いた平面図、立面図、断面図を地元の工務店に持ち込んだが、思い通りにはいかない。
幸い、知り合った方々から、費用面でのアドバイスをくださり、何とか実現しそうになった。
更に床面積の低減、余計な設備を間引いた。
 信頼が確保できるか、実務担当者、設計者間の丁々発止のコミュニケーション、私の質問に対する的確な回答、指示、それは新居を託すための信頼関係は十分に感じ取れた。
 一方、私の近辺から新築された方は「高かった」という単純な感想である。
何がどれだけ、何と比べて高いのか、実際の金額は高いのは明らかだ。
どんな原因があったのだろうか。
もう少し分析する必要があるだろう。

さて、4月中旬に63年の古家を解体し、6か月余りを要して、念願の工作室、レイアウトルーム付新居を建築することにした。
周りの住宅と比較すると、小さく、背の低い家屋である。

 数日前から、古家の不用品を排出し、解体に向けた準備中である。
何度、2階から1階へ、そして玄関の土間へ降りたことか。
不要な家電品、父の集めた鉄、真鍮、アルミの材料の分別。
今日は朝から筋肉痛で午後は寝込んでしまった。
寝たら少し回復したが、立ち上がる際に手足が痛む。
近所の方から無理しないよう、倒れないようお気遣いがうれしい。

あと半年、今年一杯は工作もできないし、鉄道趣味は制約される。
著作だけは自宅で続けていきたい。

時が来たら、可能な範囲でお披露目したい。
実現したら、思う存分工作、鉄道趣味没頭したい。
まだまだ先のことである。

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