CAD

2021年12月 2日 (木)

左手キーボードを作る

 CADを使い始めて30年を過ぎた。
現役時代末期は実務から離れていたが、新たなコマンドやメニューの変更や、短期的に実務を頼まれたりそれなりに維持はできていた。
最近は使う機会が少ないのと、歳のせいもあるのかメニューを探し回ったり。
パソコンを載せ替えると以前のメニューの再現するのに試行錯誤したり。

偶然、このようなものを見つけたが
TourBox

Cadには不向きで、映像編集やPhotoshop、など感覚的に処理したりパラメータを変化したりするには便利なようだ。
通常は左手は補助的操作が主だが、このツールを使用すると左手で数値をダイヤルで変化させるなど効率的だろう。

CADを使い始めた当初、「MicroCadam」で描いてほしいと依頼があり、慣れるのに数日を要した。
「MicroCadam」で良かった点は、左手操作のメニューキーボード(ファンクションキー)が使われていたことである。

当時はのCADはWindows以前のMS-DOS(PC-DOS)時代で、マウスではなく4ボタンデジタイザを使っていた。
標準のスクリーンメニューが一般的だったが、デジタイザ内にコマンドアイコンが配置されていた。
「MicroCadam」のキーボードメニューは一目瞭然で集中配置されていて、手ぶらの左手を有効に活かせた。

 そんなことを思い出しながら、左手キーボードを探していたら、テンキーにフリーソフト(HidKeySequence)を組み合わせてキーストロークをコマンドに割り振りカスタマイズされた事例をみつけた。
一般的なテンキーはキーより数の多いものが紹介されていたので注文した。(¥1980)
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キーストロークの出力を見ると、返り値が同じものがあり、全部は活かせないことが判明した。
使用頻度の多いものを隅のキーに割当、比較的頻度の高いコマンドを上から配置した。
一旦安いタック紙を使ったら線が薄く、新たに艶有りで作り直したがこれもまた手触りがよくない。
すでに擦れて色落ちした。

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ESCキーが2つあるのはいずれも”0”、”00”でキーストロークを回数重ねているだけで変わらない。
重ねても支障のないESCに割り当てた訳である。
従来のF5、F8に相当するものを集約した。
これ以外のメニューは画面内から選択する。

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Undo(U)は一般的な「一つ戻る」だが、うまく機能しない場合があるが支障はない。
右手の操作で負担が大きかったが、左手に分散したがこちらの負担が大きくなるかもしれない。

 まだ慣れは必要だが、「消す」「Zoom」「Offset」は分かりやすい隅に配置してある。
使い慣れた環境を変えるのは時間が必要だが、小さい画面でコマンドボタンを探すよりは効果的だと思う。

さて、新しい図面を描いて、新著に励まなければならないが、年内は間に合わなかったので来春に合わせたい。

 ゲーム用左キーボードには利用できそうなものもあるし、高価になるが自作キーボードもあるようで模索したい。

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2020年8月31日 (月)

Windows10の再インストール顛末

ネガポジを2000枚ほどスキャンする途中で何度か原因不明のフリーズが発生した。
念の為に以前7時代に使用していたSSDにクローンを作ろうとしたが失敗している。

金曜日にスキャンの途中で2度フリーズしたが無事に再起動できた。
土曜朝から再開しようとしたら起動しない。
ブルーの修復画面で失敗する。
セーフモードから
2020083102
無事終わったように見えるが、自動修復に失敗する。変わらない

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今までのSSDに再インストールを試みたが、容易には改善しない。
仕方ないので新しいSSDを土曜日に手配し、今日届いた。
左は今までのWD(230GB)製SSD、右が新しいSeagate製

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デフォルトインストールしたが、最後に失敗する。
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このとき1時間ほど要した。ちょっと長すぎる。

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もう一度、Cドライブを200GBでフォーマットし直したら、無事に進捗する。
今回は30分ほどで完了し、無事起動した。

2020083106
とりあえず振り出しに戻ったが、別付け内蔵HDD(2TB/3TB)が認識しない時がある。不安定
なぜドライブが見えないのか。
 増設カードをすべて取り外してから再度試みたい。
ドライブ情報が消えていないことを祈るのみである。

各アプリのインストール、環境を構築するのに今週一杯要するだろう。

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2020年2月14日 (金)

寸法変換ツールの再改良

 テンダー図面を画くのに寸法変換ツールを使うと便利で効率よくなってきた。
悪い癖が出てきて、もう少し改良したくなってくる。

ツールの下欄に任意の寸法を直読できる「早見表」を設けているが、この数値を換算機に代入できないか。
VBAで試みたが、思うような動作が実現できない。

VBAでハードなプログラミングするのは現役時代以来なのでステータスが思い出せない。
自分の知識でできそうな方法を実現したい。

 マウス操作から数値入力する際に、右手を離すか左手でテンキーを入力するのが煩わしい。
で、フォーム(シート)上にフィート、インチ、分数インチを入力するボタンを設けた。
フィート、インチはプラス・マイナス、+10ボタンを設けた。
およそ使用するだろう数値はマウス、片手で入力が可能となった。
あまり使いすぎると右手に負担が増えて、疲労が出てくるかもしれない。
縮尺=1/45の半分、1/2も表示した。

2020021401_20200214115601
図面を描くのが効率良くなり楽しくなってくる。

いっそ、Excelではなく実行形式で自作したほうがもう少し使いやすくなるかも。

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2020年2月13日 (木)

EXCELマクロの改良

 テレビを見ると気持ちが落ち込んできそう、一昨年の地震のときもそうだった。
PCで音楽を聞きながらだと集中できて良い。

 著作の図面をトレースするのに「インチ=mm」の換算にEXCELマクロを利用して換算値を算出してCADに利用している。
先日そんな話題をしたら、「1/45スケールも出せば良いじゃないか」とご指摘があった。
昨日間に合せで「1/2」値と並べて「1/45(OJ縮尺)」を表示するようにした。

Win7時代は自作のフォームツール(DelphiでプログラミングしてEXE実行形式)でインチ=mm換算してクリップボードへ転送できるように考慮していた。
WIN10になってからはこのツールが正常動作しないのでEXCEL形式を作った。
以前よりCADに数値をコピペ出来ないか、VBAでコピペするプログラムがわからなかったので放置していた。

ネットで調べたら以外に簡単に実現できたので、EXCELのフォームも改良して見やすくした。
30分程度で使えるものができた。
CAD側へ貼り付けは出来るが、ショートカットキーが無視されるのがちょっと使いづらい。
もう少し調べて改良したい。
2020021301
注)画面の表示で「1-feet」が「305」と表示しているが、実際は「304.8(25.4*12)」である。
色付きセルはロック保護され、白色セルは入力値、スケールは半固定値とする。
左のセルはフィート、インチをゼロ値にクリアするボタン。
右の3つのボタンは、ミリ換算値、1/2値、縮尺値の何れかをクリップボードに転送する。

 著作のときはインチ寸法図形をテンキーから入力していたので、これもインチ文字列生成ボタンを組み込んでみたい。
数値入力のミスを減らせそうだ。

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2019年2月10日 (日)

CADの設定に手間取る

 OSの新規インストールで快調になったノートPCであるが、CADの初期設定に手間取っている。

 30年前はMS-DOSのシングルユーザであったから、1台1設定が原則であったが、初期のWINDOWSでもおよそ設定条件は変わらなかった。
Windows-NT4や2000あたりからマルチユーザになり、管理者権限とともにCADの設定もユーザ毎にプロファイルを設定してそれぞれのユーザ独自の設定が可能になった。
このあたりまでは現役でCADを使用していたのでそれなりにノウハウを蓄積して、該当ユーザ独自にサポートできるまでになった。 
 
XPになったあたりから、セキュリティや個人情報の観点から個々のユーザにアクセス権を設定するようになると、思い通りに設定が反映されない事象が多発した。
プロファイルは意図的に保存してバックアップしておかないと不慮の事故で環境設定がリセットされて、半日くらいかけて作業することも多くなった。
 
 10年ほど前まではメニューファイルをテキストベースで編集することができたので、旧バージョンからの意向も比較的短時間でできたが、最近ではGUIも一新されてCAD内で編集する機能が充実されたが、使い勝手が良いとは言えず、専門的な知識が必要になる。
社内で数台使用していたころは、準備から移行まで1か月近く要したこともあった。
そんな仕事からも離れ時間が経って記憶に残っていない。
手探りしながら半日程要してなんとか作業できるまでになった。
少しずつ修正しながら改善していきたい。
 
 昨年末から懸案のブレーキシューの検討に入る。
φ30の丸棒の在庫がないので、前回同様  に2mm圧真鍮板から切りだす。

2019021001_2

久しぶりの旋盤、フライス作業に入ることにする。

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2018年11月20日 (火)

トラックボールの不具合

 CADの操作中に不具合があり、チャタリングが発生しているようだ。
数日前は10回に1度くらいだったのが、2回に1度くらいになって失敗が多発する。
左クリックが多く、このような不具合は初めてではない。

同様の事例は10回以上修理したことがある。
個人差があって、SWと接触するプラスチックが摩耗して押せない事例もあった。
(接着剤を盛り上げて修理する)
 現在のワイヤレストラックボール(Bluetooth)は6年目に入るだろう、2回目の修理である。
そろそろ買いなおしても良いのだけれど、最近は使う機会が少ないしもうすこし延命したい。
3年ほど前に一度、左側のマイクロスイッチを交換した際、予備を買ってあったので、マルツへ買いに行かなくてすんだ。
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 通常のパソコン使用では壊れることは少ないが、CADの場合、経験上左クリックのスイッチの故障が多い。
今回は何とか回復したが、基盤のパターンが剥がれているし、次の修理は難しいだろう。
WINDOWS7も来年いっぱいが限度だし、これが最後になるだろう。
Logicool m570
小さい2つのボタンはほとんど使っていない。

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一般には慣れないと難しいトラックボールだけれど、狭いところでは場所をとらずに扱いやすい。

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2018年9月25日 (火)

CADー(1)・寸法コマンド

 少し違う分野の話題である。

 
フライスでエンドミルの送り、座標をCADで描くことが多くなった。
長年、設計が仕事ではないが、CADを使って図を描いたり、作図時間を短縮する目的で自動作図やコマンド(プログラム)を制作する仕事を30年近く従事してきた。
 昨年退職してから趣味で描くことはあっても、カスタマイズすることを1年余り離れてきた。
いずれ、趣味の作業(フライス)の手元図面も省力化したいと思いつつ過ごしている。
 
宴会でCAD使いの方たちとお話をしてみて、皆さん同じような手元図を描いておられる。
 工作を休んでるいる間に一歩ずつカスタマイズに着手してみたい。
とりあえず一番不自由に感じている寸法記入コマンドを制作した。
私が使っているCADは、長年使ってきた2次元AUTOCADの互換「IJCAD」である。
30年前のAUTOCADは「MS-DOS」上で動作する非常にシンプル操作だった。
 WINDOWSになって20年余り、年々便利になる反面、カスタマイズ、メンテナンスに手間が掛かるようになってきて、専門的、難解になってきている。
 
さて、本題に入ろう。
(1)累進寸法記入
累進寸法記入の専用コマンドは無く、各システム変数を手動で変更する必要がある。
作図中にこのような作業をすることは、中断することになり非効率である。
・寸法設定変更ダイアログ、呼び出しボタン
・累進寸法モードボタン
・標準寸法モードボタン
・新規、設定値呼び出しボタン

Acad01

今までは画像の左の表現をしていたが、図面が大きくなり、寸法を追うのに間違えやすい。
累進設定ボタンで右の表現を容易にできるよう考慮した。
ボタンにイメージを設定し、コマンドを記入する。
長所;作図作業に集中でき、時間短縮に期待できる。
細かい内容は専門的になるため省略する。
これで少しは効率的に作業し、間違いも少なくなることを期待したい。
次はエンドミルの形状に合わせた記入方法を考えたい。
完結

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