重大インシデントの予兆
不調のあったランドナー(自転車)の修理を行った。
以前の修理(2017年)
先日、手配した、シマノのグリス、タイヤチューブ(1-3/8)が届いた。
前輪のタイヤチューブを交換し、玉軸受のグリスを交換し問題なかった。
後輪を外し、違和感があった。
クイックレリーズのレバーを緩めると、ハブナットを緩めていないのにシャフトが抜けた。
長さが短い、一方(ギヤー側)の玉押えとシャフトが残っている。
割り箸を通し、木槌で叩くと抜けた。
フリーギヤー側の玉押さえ直近で折損している。
もうひとつ、後輪36本のスポークのうち、8本が折損していた。
これには、思い当たる事象を感じていた。
先週、工作室へ向かう際に、舗装されたアスファルトで、”後輪がふわふわする”ような違和感があった。
舗装の凸凹には、比較的、ポンポンと振動が跳ね返るが、この時はフワフワ感じた。空気バネのような。
だからと言うわけではないが、ちょうどタイヤ交換と同時にシャフトのグリス交換時に発見した。
シャフトの折損は、通常のボルトで締める自転車なら、何らか不具合、事故が起こっただろう。
今回はクイックシャフトが押さえられ、何事も起こらず気づかなかった。
※推測だがこの数週間のうちの折れたのだろう
また、スポークの折損も何事もなく持ちこたえたのは偶然だろう。
下が折損したシャフト、上は新しく手配したシャフト(旋盤加工済み)
別途、シャフトとスポークは手配した。
シャフトは本来の長さ(約137mm)はなく、141mmのものを手配した。
ネジはM10細目のため、傷めないように、一旦、フライス盤で3mm程度削り、旋盤で約2mm削った。
焼きが入っているようだが、ヤスリが掛かったので、通常のバイトでマシン油を注油して慎重に行った。
若干太いのか、フレームのエンドに入らないため、グラインダーで0.3mmほど舐めた。9.65mm
スポークは交換のため、抜くのは容易いが、差し込むのにギヤーが支障し挿入しにくい。
若干反らせながら、8本を交換し、折れていない1本も念のために交換した。
ニップル回しも出てきたので、買い直す必要もなかった。
今のところ、リムのフレもないようだ。
フレーム、フロントフォークのヘッド部のグリスも交換し、とはクランクのベアリング(BB)を後日行う。工具が必要
今回は重大事故を起こしてもおかしくない事象で、偶然にも気づいたため問題なく済んだ。
今後は定期的な点検と調整を怠らないようにしなければならない。
時々、交差点で信号待ちしていると、異音をしたり、故障なのか労りながら自転車に乗っている人を見かける。
思わず、「応急修理しましょうか」と言いたくなるが、責任もあるので安易には言えない。
早速、試運転のため、自宅~光明寺~善峯寺口~大原の神社まで、いつも通い慣れた道を走った。
すこしのんびり、およそ30分で無事到着した。復路は約25分
復路の大半は下り坂で、風が心地よかった。
特に問題はないが、フロントディレーラーは慎重に操作する必要がある。
チェーンが外れることがある。もう少し要調整。
タイヤ、やはりパナレーサーにしたほうが乗り心地は良かったかな、ちょっと固めで道路の凹凸がゴンゴンと跳ね返る。
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